「笑えぬニュース」が多い。特に刹那的ともいえる犯罪が増えている。
　精神的にオカシイ人が犯した事件と片づけるのは簡単だ。しかし、あまりに皆と価値観が違った者が増えている。
　今や「いわゆる勝ち組IT産業」がトップをきって日々、株取引がマネーゲームの様に行われている資本主義社会。
　勿論、そこには先を見通せる分析力と他を抜きんでる嗅覚が備わっているのは理解できる。何事にも簡単にはいかんものだ。
　そんな世界からおいてかれた無理解者達には、この世界が未来永劫「不毛」に見えるのだろう。
　人を思んばかるより、自爆ついでに他を巻き込こんでしまう。
　　もともと「不毛」な場所にいる人の中には、厳しい戒律がある。戒律を創って、他を侵さず、己の安全を図ってきたのだ。戒律に従わぬ者、他と相容れぬ者は早めに選別される。
　残念ながら現在は大きな格差社会である。我々は物質的に豊かな中で暮らしている。が、世界で暮らす大多数の人は、そうでないことを知っていて、目を背けている。それもまた刹那的な生き方ではある。
　日本は無宗教国家だ、戒律など皆無である。仏教とクリスマスと門松なんかがごっちゃになっている。
　生きることの究極の目的は「幸福」になることであり、その追求の方法は他と大いに違っていて良いと思う。
　刹那的自爆人生事件の増加は「バラ色」を示せない社会のツケである。子供達が「バラ色」を見せてくれと叫んでる。

　これからは「幸福」を目指して「楽しむ」「笑う」「喜ぶ」を大切にして自由に飛んでいたい。

よい年でありますよう。